体重が重すぎることは身体にとって良いことではありません。健康を取り戻し、妊娠の確率に影響を与えないためにも、肥満による問題に注意を払う必要があります。
台湾の衛生福利部の2021年死因統計によると、「台湾人の死因トップ10のうち8つが肥満に関連しています！」。これには、大腸がん、乳がん、子宮内膜がんなどのがん、心臓病、脳血管疾患、糖尿病、慢性下気道疾患、慢性肝疾患および肝硬変、高血圧性疾患、慢性腎疾患が含まれます。
妊娠を希望する女性が太りすぎていると、自然妊娠の成功率、卵子の質、子宮内膜の着床機能に影響を及ぼす可能性があり、早期流産のリスクも高くなります。体外受精治療においても同様に影響があり、体重が重いほど出生率が低下します。
BMIが増加するとともに、臨床的な出生率と妊娠までの期間が減少傾向にあることが研究で示されています。この影響は35歳未満の女性により顕著に見られます。つまり、体外受精で胚が着床したとしても、体重過多の妊婦では出生率が低く、早期流産のリスクが高まり、それまでの努力と費用が無駄になる可能性があります。
成功的に妊娠し健康な赤ちゃんを産むためには、まず自分の体重を確認し、正常なBMIの範囲に戻すことが、妊娠能力と出生率の向上につながります。
ただし、極端な方法での減量は避けるべきです。バランスの取れた健康的な食事、生活習慣の改善、規則的な運動、適度な栄養補給（または中西医学を組み合わせた不妊治療）で体調を整えることが、治療成功の可能性を高め、健康な赤ちゃんの誕生につながります。
BMIが24を超えると過体重とされ、その後は自然妊娠率および体外受精成功率が低下します。
BMI計算式:
BMI = 体重（kg）÷ 身長²（m²）
妊娠率の低下に加え、妊娠中には高血圧や糖尿病などの合併症が発生しやすく、母体にも赤ちゃんにも悪影響を及ぼします。。
体重過多で若年の場合は、まず積極的に減量してから妊活を始めるのが推奨されます。
体重過多で高齢の場合は、まず生殖医療の専門医に相談し、卵巣機能（AMH値の検査）を評価した上で妊娠計画を立てることが勧められます。
