体外受精 採卵の流れ
Step.1
排卵誘発
月経周期 D1~D3
排卵注射または経口薬を使用して排卵を促進します。
採卵結果に影響するため、以下を守ってください::
1.医師の指示通りに服薬すること
2.毎日2000c.c以上の水分を摂取すること
当日は医師の判断により、採血検査または経膣超音波検査を実施する場合があります。
Step.2
卵胞の成熟度を追跡
月経周期 D6~D12(通院は約3回)
医師の指示に従って通院し、ホルモン値を採血で評価し、卵胞の大きさを経膣超音波で観察します。それにより卵胞の成熟度を正確に把握し、最適な採卵日を決定します。
※注意:治療開始から約1週間後は激しい運動を避けてください。卵巣が捻転するリスクがあります!
Step.3
採卵
月経周期 D12~D15
採卵の34~36時間前に、決められた時間に排卵誘発注射を必ず打ってください(深夜になる可能性もあります)。手術は全身麻酔下で行い、経膣超音波のガイドで卵子を採取します。手術時間は卵子の数により異なり、術後は1~2時間の経過観察後に帰宅可能です。入院は不要ですが、当日は休暇を取り休養してください。
※注意:次の生理は採卵から約1週間後に来る可能性があります。
当日、精液はご主人が自慰(マスターベーション)で無菌容器に採取してください。ご自宅で採精する場合は、1時間以内に常温でクリニックに持参してください。またはクリニックの採精室を利用できます。(精子の質を高めるために、喫煙・飲酒・感染・過度の疲労を避け、採精前は2日間の禁欲を推奨します。)
Step.4
体外受精
採取された成熟卵子を培養皿に入れ、洗浄処理された精子を加えて自然受精させます。精子の状態が悪い場合は、顕微授精(ICSI)を用いて受精率を上げることができます。
Step.5
胚培養
受精卵が2~8細胞に分裂すると「胚」と呼ばれ、5~7日目には「胚盤胞」となります。これらは凍結保存または新鮮胚として移植されます。
Step.6