不妊症の原因・治療・予防について
不妊症とは、「妊娠できない」ことではなく、「妊娠しにくい」ことです!
自分が妊娠しにくい体質かどうかをどう判断する?
不妊の定義とは?
週に2~3回性交があり、避妊をせず、6か月以上妊娠しない状態
妊娠の兆候がない
検査を受けた後
自身の妊娠計画を見直す
不妊症の種類
原発性不妊(primary infertility)
一度も妊娠経験のない女性に該当します。
続発性不妊(secondary infertility)
過去に妊娠したことはあるが、流産した、または出産後に再び妊娠できていない女性に該当します。
常見的不孕症原因
女性
30%
女性因子(30%)
- 子宮:子宮奇形、腫瘍、内膜癒着、子宮内膜症、子宮頸管狭窄・閉鎖
- 骨盤:卵管閉塞または癒着、骨盤内癒着
- 卵巣:排卵障害、腫瘍、多嚢胞性卵巣、早発卵巣不全
- ホルモン:プロラクチン過剰、男性ホルモン過剰、黄体ホルモン不足
- その他の因子
男性
30%
男性因子(30%)
- 陰茎:尿道上裂、尿道下裂、陰茎の湾曲
- 精巣:停留精巣、精巣捻転、精巣萎縮、精索静脈瘤、外傷
- 精管:先天性欠損、精路感染や炎症
- ホルモン:性腺機能低下症、プロラクチン過剰
- その他の因子
共同及不明
40%
共通・原因不明(40%)
- 免疫因子
- その他:高齢、肥満、ストレス、不健康な生活習慣 など
- 原因不明
不妊症の主な治療法
不妊症を予防するには?
卵子は老化するが、子宮は老化しない
卵巣は「倉庫」のような存在で、生まれた時点で卵子の数は決まっています。年齢とともに卵子は減少し、35歳は卵子の質が低下し始める分岐点とされています。
将来の人生設計を考えるなら、35歳までの卵子凍結がベストタイミングです。
生殖医療の卵子凍結技術を活用すれば、凍結した卵子の出産率は35歳以降の卵子よりも高くなります。
これは、不妊症(「まったく妊娠できない」わけではなく、「妊娠が難しくなる」状態)を抱える女性にとって、妊娠の可能性を大きく高める有効な方法です!