診察時に、女性が一人で不妊相談に来ることがあります。相談後、多くの場合、男性には問題がないと主観的に考え、自分に原因があると思い込んでいます。しかし、夫婦が妊娠を希望して避妊せずに1年以上経っても「二本線」が出ない場合は、男性も検査を受けるべきです。
精液検査は男性にとって最も基本的な検査であり、不妊に悩むすべての夫婦に必要な基本的検査です。
精液検査はどのように行うのでしょうか?
華育ではCASA(Computer-aided Sperm Analysis)というコンピューター支援精子分析システムを使用しています。これにより、顕微鏡による手動観察を不要とし、精子の数、形態、そして運動能力を高精度で評価することが可能です。現在、男性の妊娠力を評価する上で最も重要かつ簡便な方法です。
検査前には3~5日間の禁欲を推奨しています。
華育には精子採取室があり、自宅で採取する場合は室温で1時間以内に病院へ持参してください。
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正常な精液の基準とは?
- 精子濃度:1ccあたり1,500万以上
- 精子総数:3,900万以上
- 精液量:2〜5mL。少なすぎると受精の可能性が下がり、多すぎると精子が希釈される可能性があります
- 精子運動率:射精1時間以内に、少なくとも40%が運動している必要があります
運動能力の分類:A~D
A:速く直線的に進む
B:ゆっくり前進
C:その場で回転
D:無動作 - 精子の形態:頭部・中間部・尾部の形で評価
- 液化時間:15〜30分以内に自然液化するのが正常
- 色:通常は乳白色
「妊娠は夫婦二人の共同責任です。」
不妊の検査は男女ともに重要です。女性に比べて男性の検査は簡単です。生活が規則正しくても、精液が正常とは限りません。必ず検査して確認しましょう。まだ検査していない方は、ぜひ公式アカウントから予約を!