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HPVワクチンは男女と家族の健康を守ります。

 

男女問わず、一生のうちにHPVウイルスに感染する確率は80%にも達します!ヒトパピローマウイルス(HPV)はDNA型の変異ウイルスで、100種類以上の型があり、その中の2つ(16型と18型)は子宮頸がんに進行する可能性が非常に高いとされています。

台湾では、現在HPVワクチンは2価型と9価型の2種類があります。9価ワクチンは(6、11、16、18、31、33、45、52、58)の9種類のHPV型をカバーしており、子宮頸がんだけでなく、尖圭コンジローマ(性器いぼ)や、女性の膣がん・外陰がん、男性の陰茎がん、さらに咽頭がんや肛門がんの予防にも効果があります。

HPVワクチンは抗体ワクチンであり、接種推奨年齢は9〜26歳です。初めての性経験の前に接種することで、より効果的にヒトパピローマウイルスを予防することができます。

Q:HPVの感染経路は?
A:HPVは主に性行為によって皮膚、粘膜、体液を通じて感染します。時には、外陰部がHPVウイルスのついた物品に接触することでも感染する可能性があります。特にサウナや共用タオルを使用する場所では、不意にウイルスに触れると感染する可能性があり、ウイルスはどこにでも存在します!

Q:なぜHPVワクチンは子宮頸がんワクチンとも呼ばれるのですか?
A:HPVの16型・18型は最も一般的な高リスク型であり、子宮頸部の前がん病変や子宮頸がん、男女の外陰部のがんの発生に関係しています。そのため、HPVワクチンは「子宮頸がんワクチン」とも呼ばれ、正式名称は「ヒトパピローマウイルスワクチン」です。

Q:誰がHPVに感染しやすいですか?
A: 性別に関係なく、誰でもHPVに感染する可能性があります。パートナーが複数いる人は高リスク群に該当します。HPVワクチンを接種することで、自分が性器がんを発症するリスクを減らすだけでなく、パートナーを守ることにもつながります。特に知らないうちに相手に感染させてしまうと、自責や後悔につながることもあります。

Q:HPVワクチンの接種年齢は?
A:性行為の前に接種することで最も完全な抗体が得られますが、年齢に関係なくワクチンは接種すべきであり、どの年齢でも効果が期待できます!

Q:HPVに感染するとどんな症状がありますか?
A:HPV感染者の多くは明らかな症状がありません。通常、90%のHPV感染は自己免疫によって1年以内に消失します。コンジローマやその他の性器病変が見られる場合は、できるだけ早く医療機関を受診してください。1年以上持続する感染は「持続性感染」と呼ばれ、将来的に女性が子宮頸がんを発症するリスクが高まります。また、HPV感染は男性の陰茎がん、男女の肛門、扁桃腺、舌咽、口腔、舌などのがんも引き起こすことがあります。

Q:9価HPVワクチンを接種できない人は?
A:接種後にアレルギー症状を示した方、妊娠中の女性、妊娠を計画中の方、または特別な病歴がある方は、接種に適していません。当日に発熱、風邪、服薬中の場合は、医師に相談して評価を受けてください。

Q:HPVワクチンを接種した後でも、定期的に子宮頸がん検査を受ける必要がありますか?
A:必要です。HPVワクチンは型によってカバー率が異なり、60〜90%の感染を予防できますが、すべての型をカバーしているわけではありません。そのため、接種後も安全な性行為と定期的な子宮頸がん検査が必要です。過去にHPVの16型や18型に感染した方は、必ずワクチンを接種し、より高頻度で子宮頸がん検査を受けることが推奨されます。

HPVウイルスの感染は女性に限らず、男性により多く見られます。たとえ性パートナーが一人でも感染率は60%、一生で3〜6人のパートナーがいれば感染率は90%に達します。男性がHPVに感染した場合、自力で抗体を作る確率は10%未満で、再感染のリスクが非常に高いです。そのため、男性も9価HPVワクチンを接種すべきです。ウイルスは感染者が使用した物品にも生存する可能性があり、パートナーだけでなく同居する家族も感染環境に晒されるリスクがあります。ワクチン接種は自分を守るだけでなく、家族の健康を守ることにもなります。接種すれば確実に防御力が得られます!

HPVワクチンの比較

国内承認済みの
HPVワクチン

2価HPVワクチン
4価HPVワクチン
9価HPVワクチン

対応する型は

16、18

16、18

06、11

16、18、06
11、31、33
45、52、58

対象者は

女性

女性、男性

予防できる疾患は、

子宮頸がん
軽度の外陰がん前病変
軽度膣の前がん病変

子宮頸がん
中等度から重度の外陰がん前病変
中等度から重度の膣がん前病変
尖圭コンジローマ(性器いぼ)、肛門がん

*肛門がんは現時点では9価ワクチンにおいて衛生福利部により承認
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