ペルゴベリス排卵注射 Pergoveris
適応症:
本剤は、思春期前の停留精巣、下垂体ホルモン分泌不足による性腺機能障害、ならびに黄体機能障害の治療に適応されます。
副作用:
- 注射部位に軽度かつ一時的な赤みやかゆみが生じることがあります。
- 吐き気、嘔吐、頭痛、腹部膨満、腹痛などの症状が現れる場合は、卵巣過剰刺激の兆候である可能性があります。
注射方法
STEP 1
手を清潔にする。
STEP 2
薬剤バイアルおよび溶解液バイアルのキャップを外し、アルコール綿でゴム栓を消毒する。
STEP 3
3ccシリンジを使用し、溶解液バイアルに約1mlの空気を注入した後、バイアルを逆さにして全量を吸引する。
STEP 4
吸引した溶解液をすべて薬剤バイアルに注入し、ゆっくり混合する(強く振らないこと)。
STEP 5
医師の指示に従って、再構成後の薬液を3ccシリンジで必要量を吸引する。
STEP 6
針を交換し、シリンジを上向きにして軽く叩いて気泡を上部に集め、プランジャーをゆっくり押して気泡を除去し、針先から水滴が出るのを確認する。
STEP 7
へその下、左右3本指幅以内の位置を中心から外へ円を描くように消毒する。皮膚をつまんで針を90度で皮下注射し、薬液をゆっくり注入。10秒間待ってから針を抜き、消毒綿で1分間軽く押さえる(揉まない)。
STEP 8
使用済みの注射器、針、バイアルは回収し、次回の診察時に医療スタッフに渡す。