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恐ろしい卵巣の老化…

女性の妊娠率は年齢とともに低下し、35歳を過ぎるとその傾向はより顕著になります。
40歳を超えると妊娠率は大幅に下がり、44歳を超えて自然妊娠できるのは奇跡的といわれています。
これは今や一般的な現象です。でも、なぜこうなるのでしょうか?
一体、原因はどこにあるのでしょう?
答えはこうです:
卵巣が老化しているのです!

卵巣は、卵子を保存しておく倉庫のようなものであって、卵子を生み出す工場ではありません。
卵子がなくなれば、生殖能力もホルモン分泌機能も失われます。
卵巣が老化する理由は主に2つ:
ひとつは卵子の数が減っていくこと、もうひとつは卵子自体が体内で年を取っていくこと。
つまり卵巣は“引き算の人生”を送っているのです。
卵子が老化すれば質も悪くなり、妊娠力が低下していきます。
卵巣の老化スピードは、想像以上に早いのです…!

体外受精の治療においては、すでに自分の卵子が使えない女性もいます。
そういった場合は、他人からの卵子提供が必要になります。
卵子バンクでは、質の高い卵子と若いドナーを厳選します。
そのような若くて良質な卵子を、年齢を問わず受精者の子宮に移植することで、
たとえ精子や子宮が年を取っていても、高度な医療技術によって妊娠率が向上するのです。

このデータが示しているのは、
年齢とともに女性の妊娠率が低下する原因は、子宮や精子の老化ではなく、
卵子が老いて質が悪くなったことが最大の要因である、ということです。
卵巣は確かに、年老いているのです…

妊娠率を決めるのは、卵子の年齢。
若い卵子であれば、妊娠率を高めることができます。
卵子凍結によって生殖能力を維持することは、命をつなぐ保障になるのです!

 

 

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